昨日、ドブロブニク旧市街の横で、とんでもない綺麗な海を見てしまって、これは入りに行きたいね!よし!延泊するか!延泊するぞ!
と、意気込んでいたのに天気予報を見るとここから数日雨または曇り。それならばこんなに物価の高いところに長居する理由はない、という事で早速の移動を決めた。

次に向かうのはクロアチアの南隣、モンテネグロのコトルという都市。バルカン半島に来るまで、ほとんど聞いたこともなかった国だ。というより、未だにこの旧ユーゴスラビアの国々は名前と場所が一致していない。なんか、ごちゃごちゃ小さい国が固まっている、という漠然としたイメージでここまできた。地図で言うとここにある国。
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「モンテネグロ」という名前もそれ単体よりもかつて存在した国「セルビア・モンテネグロ」という名前の方がどちらかというと馴染みがあった。

そう、ここモンテネグロは2006年にセルビア・モンテネグロから独立したばかりの、出来立てホヤホヤの国なのである。首都はポドゴリッツァ。当然聞いたこともない。何があるのかも知らないしどんなところかも知らない。それくらいの知識しかないもんだから、とりあえず「景色が綺麗らしい」と聞いたコトルという町まで進むことにした。

コトルまではドブロブニクから一日数本のバスが出ていて所要2時間半ひとり150クーナ(約2300円)。この距離にしてこの値段はかなり高いように思うがバスしかないので仕方がない。
朝11時定刻で出発。

1時間半くらいでクロアチア国境に到着。
全員降りてイミグレに向かう。荷物検査はなくスタンプだけの簡単な審査。終わると再びバスに乗り今度はモンテネグロのイミグレへ。こちらはいつも通りパスポートが回収されスタンプが押されて返ってくるパターンだった。

返ってきたパスポートを見るとどこを見てもスタンプがない。そんなはずはない。と、探しまくると、あった。
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自分のパスポートについて言えば第30ページから第50ページまではこれまで未使用であった。
モンテネグロに限らず、何も考えずに適当なページに適当にスタンプを押してくる国は今までもあったが、自分は割と順調に詰め詰めで押されていたのに…ここに来てまさかの第48ページ。国によっては入国の条件に、未使用ページ連続何ページ必要、とか定めている国もあるから、できるだけ詰めて押して連続余白を取っておきたいのに、時々こんな無神経なイミグレがあって困る。しかも回収されて勝手に押されて返ってくるパターンだと押す場所の指定もできない。また、1回こういうところに押されると次からその周辺のページを中心に押されだす可能性もある(基本入国と出国のスタンプは両隣に押すものだから)。ヨーロッパは比較的きちんと小さな隙間などに詰めて押してくれる国が多かったので安心していたのに、ちょっと残念だった。

さて、コトルに到着。
コトルは入江のような綺麗な海を急峻な岩山が取り囲んでいる風光明媚なところだ。(写真はまだなし)
バスターミナルから歩いて10分ほどに旧市街がありそこに宿を取った。

旧市街に入ってみて驚いた。

とてもかわいいのだ。
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狭い路地が迷路のように入り組む中にも人々の生活が垣間見え、おみやげ屋さんやお洒落なレストランが軒を連ねる、探検したくなるような街並みだ。アジアで言うと、インドのブルーシティーことジャイプールを彷彿とさせた。

こんなに美しい街並みなのに、観光客は思ったより多くなかった。ドブロブニクから来ると、閑散としている、とすら感じる。

観光客の代わりにたくさんいたのがこいつら。
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すでに猫狂いの妻が狂喜乱舞しております。
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溢れる笑みを抑えきれず変な顔になっている。
え?元々ですって?
そんなこと言わないであげてください。
あくまで猫のせいですよ。

しかもここコトルは宿代が安い。今回の宿もひとり7ユーロと良心的な価格で、長居必至である。

テンションがあがった勢いでそのままお昼ご飯を食べに行った。
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ムール貝の蒸したやつ400gと大きなピザ1枚でひとり700円代。そんなに安くもないがこれだけの観光地にしてはコスパは良い方だと思う。
ドブロブニクで観光客が美味しいシーフード料理に舌鼓を打つ中、安いパンをかじってしのいだので、たまにはいいだろう、と自分に言い訳をしてちょっと贅沢をする。

天気が良くなく雨が降ってきたので、スーパーに行って晩御飯の買い出しをし、早めに宿に帰った。

おしまい

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