シェムリアップを朝に出発し、プノンペンまでバスで向かいました。
今回は二人旅ではなく、シェムリアップの宿で出会った仲間と合計5人での移動!
到着したのは夕方になったので観光は翌日に持ち越しました。

で、持ち越した今日はキリングフィールドとトゥールスレン虐殺博物館へ向かいました。

カンボジアは1975年から約4年間、ポルポト政権によって洗脳された子供たちが兵士となり
約800万の人口のうち、300万人近くが凄惨で猟奇的な虐殺を受けました。
その中には反発するであろう知識人を始め、男女問わず洗脳出来ないであろうと判断した人物を
全て、本当に残らず全てを抹殺しました。
キリングフィールドでは処刑跡や慰霊塔、発掘された人骨や拷問具を見ることができ
日本語用の音声ガイドが無料で借りられます。
第1番所、ポルポトの言葉です。
「罪のない人を誤って殺すのは、敵を見失うよりましである。」

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順路通り道を進むと、当時の様子を描いています。
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慰めるように、訪れた人がお花やミサンガを想いと共にお供えをしています。
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キリングフィールドのすぐ側でも、物乞いの光景はあります。
自国の壮絶な歴史を知ろうとする外国人から恵みを乞う、私はまだこの行動に対する正解が分かり兼ねます。
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大量埋葬地、通称キリングツリー。
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拷問具を付けたままの骨もあれば、鉈で砕かれた骨もあります。
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クメール・ルージュの制服。
この服が、どれほど恐ろしかったことだろうか。

次は、トゥールスレン虐殺博物館へ向かいました。
ここは学校として使われていた場所を収容所に変え使用していた場所です。
そのため、町の中にポンと出てきます。
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こんなに狭く暗い、独房。
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この広い空間では、人をぎゅうぎゅうに敷き詰めます。
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血の痕らしきものは、至るところにたくさん。
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重く冷たい壁に触れ、ただ順番を待つだけです。
兵士の子供も、拘束具の大人も、どちらにも罪はないのに。

このキリングフィールドは、カンボジア全土で300箇所ほどあります。
これが30数年前の出来事。
カンボジアは今、とても栄えています。
人も穏やかで親切で、子供たちはその辺を走り回って
愛情たっぷりに育っています。

カンボジアの深い傷に、少し触れることが出来た日でした。

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